






宮本バー
2013年より始まった家具・屋台の制作プロジェクト。今年で7年目の継続的なプロジェクトです。
熊本市中央区南坪井町の自宅兼和酒 Bar K .MIYAMOTO、通称[み]。
店主の宮本さんの要望を元に、学生たちと話し合いながら家具をデザインし図面作成、施工まで行います。これまでに棚、バーカウンター、独立テーブル、チャレンジショップの屋台を製作しました。今年は外壁塗装の塗り替えを行います。今回プロジェクトでは初めてのコンペを実施し、全国から案を応募しました。最優秀賞は長野県在住の女性が選ばれ、現在リモートで研究室の学生や審査員の方々と議論し、案を詰めている状況です。完成は今年度を予定しています。
プロジェクトを通して宮本さんと交流を深め、宮本さんが旅行に行かれる時は定期的に学生が、バーテンダーをすることもあります。熊本にお立ち寄りの際は是非お越しください!






湯島プロジェクト
2013年から、湯島・夢の島づくり会と熊本大学建築学科田中智之研究室とが共同で、主に空き家を活用した島おこしに取り組んでいます。2017年から上天草市地域おこし協力隊も新たに加わり、継続的な取り組みを実現しています。
湯島は上天草市に位置する離島で、最近は猫の島としてメディアなどにも取り上げられています。プロジェクトとして湯島ならではの特産品や自然環境、談合島の歴史、猫の島などたくさんの強みを島民と共に発信して、島の活性化を行なっています。
2019年にはクラウドファンディングにより資金を調達し、空き家を整備、リノベーションを行なった「ねころびカフェ」をオープンしました。また、オープン後にはカフェの看板、サテライトカフェとして使えるような屋台の製作を行い、カフェを中心に活動を広げています。
今後も、観光客の増えつつある湯島で島の魅力を発信する場所作りを島民の方々と作って行けたらと思います。






OBI HOUSE
築55年の空き家を借り上げた建築プロデューサーの末次宏成さんが、新たな不動産価値を生むような提案を大学と共同で立ち上げたいという依頼をしてきたことにより始動したプロジェクトです。私たちは建築の特徴である二棟長屋を生かし、中庭を挟む向かい合わせの部屋を1ユニットとして貸し出す提案を行いました。住戸が母屋と離れの性質をもつ構成にすることにより、入居者は母屋で生活を行いつつ離れでは民泊として運用することができます。また多様で大量の物を展示や収納を許容することができるコアユニットや土間敷きの床、ほぼスケルトンな状態で仕上げを設けることのより、普段の生活では行うことができない+αの生活を受け入れる空間を計画しています。このプロジェクトを通して、学生は施工業者との意見交換や実測調査・解体WSの実施、施工の協力を行うことにより設計を含めた建築が出来上がるまでのプロセスも体験することができました。
第8回大東建託賃貸住宅コンペ新たな賃貸スタイル部門 審査員特別賞





けんちく寿プロジェクト
熊本における建築の経年を人生に例え、二十歳や還暦などといった建築が歳を重ねてきた節目を祝うプロジェクトです。崇城大学西郷研究室の学生と共に取り組んでいます。
第9回目となる2018年度は、現在新たな姿に生まれ変わる最中のJ R熊本駅の現在と未来を寿ぐ見学会と、熊本駅前広場の設計者である西沢立衛氏の講演会とテーマトークを行いました。見学会では、主に熊本駅周辺の都市デザインを実際に見学し、西沢氏の講演では、以前のしゃもじ型の屋根や新たな駅前広場について、熊本駅がどんな駅になれば市民に愛されるものになるか、を考えました。
本プロジェクトは2019年度で10周年を迎え、次回開催は記念すべき10回目のイベント開催となります。現在は情勢により活動を休止しておりますが、再び建築をお祝いできるときに向けて準備を進めております。詳細の活動につきましては、本プロジェクトのHPやFacebookにて掲載しておりますので、ぜひご覧ください。



